平和な平日の気づき
働いている時は、1日のほとんどを建物の中で
過ごしていた。夏の日差しが長い時期はともかく、
勤務を終えて職場を出る頃は、日が沈んでいることが多い。
職を失った今は、1日が自由だ。
閉店間際のスーパーに駆け込んで、慌ててて買い物をする必要はないし、
日曜でもないのに、天気がよい日は、お布団を干すこともできる。
街中に人が意外と多かったりとか、いつものスパーでは、
夜に行くより、並んでいる商品が多かったりとか、
お昼前のゲームセンターが、高齢者で一杯だったとか、
今まで気がつかなかったことを目にする。
働かなくては食べていけないが、平日の帰宅後は、
時計を見ながら夕飯を食べ、入浴し、洗濯機を回す。
休日は疲れて、お昼過ぎまで寝てしまい、遅めのランチの後は、
また昼寝をしてしまう。今までの生活とは何だったんだろう?
とふと思ったりもする。
大変だったが、やりがい、充実感、楽しさ、確かにあったはずなのに
それがよかった時間なのか、いまはまだ、わからない。