職を失った
まさか自分がと誰もが思う
職を失った 働き続けてきたので、
無職になることを考えもしなかった
ひたすら毎日を仕事に費やした
職を失って1ヶ月が経った
最初の1週間は、今までの疲れを癒やすかのように、ひたすら寝た
2週目は、録り溜めていた映画を見続けた
3週目は、開かずの扉と化していたクローゼットの中の服を大量に捨てた
4週目は、いつか整理しようと思っていた仕事の資料を大量に捨てた
寝る場所だけ確保されていた、部屋の床が見えるようになった
でも、疲れ果てた脳ミソは、一向に癒やされてくれず、引きこもり生活が楽になってきた